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  • DUNE 砂の惑星 PART ONE

     久しぶりにまともなSFを見た。地球のちの字も出ないのも素晴らしい。タイトルにいきなりPRAT ONEて出てて、いつまで続くのだろうと思ったが。

     オーニソプターがともかくかっこいい。ホバリングや姿勢変更時にそれっぽい翅の動きをしている。

     冒頭で戦闘訓練をしているときにシールドの効果が分からないと何しているか分からないと思う。原作読んでいない人には意味不明。たしか、速度の速いものほど抵抗があるようなもので、ゆっくり刺さないといけなかったような制限があったはず。

     主人公のポールはどこかで見たことがあるような俳優ですんなり入っていけた。

     挨拶として唾を吐く。水が非常に貴重な世界では、水分を与えるのはのは最高の敬意となる。

     終わりのあたりでフレメンと合流し、お待ちかねのサンドワームに乗っているシーンがやっと出てきた。

     まだまだ先が長いので、ひょっとしたらスターウォーズ以来の大作シリーズになるのではないだろうか。まあ、原作読んでいない人には受けないだろうか。

  • 三体Ⅱ 黒暗森林

    著者:劉 慈欣

    訳者:大森 望、立原 透耶、上原 かおり、泊 功

     前作『三体』に続き、三体世界から侵略戦争を描く。

     ともかく、1950・60年代の黄金期のSFを読んでいる印象だった。

     太陽系の資源を自由に使える面壁者という概念。先が見えない、スケールがでかい、ちりばめられた革新的なテクノロジー。大どんでん返し。

     スカイラークみたいな壮大なスペースオペラ。ファウンデーションとか銀河英雄伝説なども思い出す。

     完結編ともなる『三体Ⅲ 死神永生』が待ち遠しい。さらにスケールがでかくなるらしい。

     視線で会話するという伏線は回収されるのか。